BOLERO
毛束ボリューム測定
ちり毛分析

特徴
360°可視化
毛束を回転し、10°ごとにイメージを取得します

プラグ&プレイ
複雑な設置準備は不要です-配線すればすぐに使えます

3Dイメージ合成
ボサノヴァ社独自の毛束バルクとちり毛のボリュームイメージ合成アルゴリズム使用
自動校正機能
ソフトウェアを開始するたびに自動で校正を実施します。
概要
BOLEROは毛束の3Dボリューム合成とちり毛分析のためのイメージング装置です。ヘアケア製品開発現場でコンディショナー、ボリュームアップ用のシャンプー、つや出しスプレーなどの分析、評価に使われています。
BOLEROはハードウェアとソフトインストール済みのパソコンをセットにしたターンキーシステムとして販売します。毛束を回転させて撮影する連続画像を使い、毛束の3Dイメージを形成します。同時に3Dモデルのボリューム、ちり毛分析も同時に取得、表示します。

ソフトはユーザーフレンドリーにできており、クリック1回で測定が可能です。ボリューム、バルク、ちり毛などの毛束分析結果は2分以内に表示されます。ちり毛分布、バルクの形、プロファイルなどの数値データ、3Dのイメージは簡単に比較やレポート出力が可能で、イメージ取得後、後日データを取り出してポストプロセスをすることも可能です。
原理
毛束は毛髪が束となって構成されるため、境界線が分かりづらく、分析が難しいアイテムの一つです。そのため、一般的に販売されている3Dスキャナーでは毛束の3D形状を捉えることはできません。
この装置では均一の光が出るようなバックライト照明を使い、毛束を透過する光を用いて、毛束を白黒イメージで表示します。ピクセルごとに透過してくる光を測定します。
もし透過してくる光が :
- 予め設定した閾値より低い場合、毛髪が高密度で存在すると理解し、このピクセルをバルクと分類します
- もし閾値より高い場合は、毛髪の密度が低いと判断し、このピクセルをちり毛と分類します
BOLEROではこの閾値を50%としています。

毛束の形が不規則なので、1枚の画像から毛束全体のボリュームを正確に算出することはできません。BOLEROは毛束を回転させることにより、10°ごと、36枚の画像を使って1つの毛束を測定しています
イメージ取得後、再構成機能とBOLEROで取得したシルエット画像を用い、バルクとちり毛の3D形状を再構築します。
バルクとちり毛に分けられたイメージがグレースケールで各角度ごとに表示されます。
仕様
Processed images XYZ Point cloud | |
Windows 10 | |
(375mm x 750mm x 500mm) | |
資料
参考資料

BOLERO - Sample Report
This report has been graciously shared with us
by our partner SP Equation (France)